奄美大島の無施肥・無農薬自然栽培の黒糖 | 叶農園

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奄美大島瀬戸内町で無施肥・無農薬の自然栽培でサトウキビを育てている。あの世界的に有名な精進料理家 棚橋俊夫氏からも認められるほどの黒糖を作っているのが叶辰郎さんだ。 このやさしい美味しさを産み出すために、日ごろより叶さんは4つのこだわりを続けている。

1 土作り

畑に生える雑草やサトウキビの絞りかすを再び畑に戻し、自然の力が溢れる土作りを行っている。この元気な土によって、元気なサトウキビが生まれる。 叶さんは、 「自然なもの以外は畑に必要ない」 という。 他の農家が叶さんの畑を見て、「堆肥を使っているだろう」と疑う程に叶さんのサトウキビ畑は元気である。

2 手刈り

ハーベスターは使わず、全て手刈りでサトウキビを収穫している。これは果てしない作業である。 自分は安心安全な黒糖を届けたい。そんな想いで一本ずつサトウキビを手刈りしているのだ。

3 昔ならではの黒糖作り

昔ならではの製糖方法で黒糖づくりをおこなっている。 昔の奄美大島の製糖工場を知る人は言う。「この作り方は懐かしい。」 そして一口食べれば、「昔ならではの味がする。」と叶さんの黒糖を絶賛するのだ。

4 常に新鮮

叶さんの黒糖は常に新鮮である。それは叶さんの畑の管理方法に答えがある。旬の冬の時期に全てを収穫するのではなく、通年を通して収穫作業をしているのだ。収穫しては製糖を行い、種を植える。収穫しては製糖を行い、種を撒く・・その繰り返しで叶さんはサトウキビを育てながら、製糖を行っている。 だからこそいつでも採れたてのサトウキビで黒糖が作れるのだ。こんな嬉しい黒糖がどこにあるのだろうか。

叶辰郎さん:奄美大島瀬戸内町出身。1952年生まれ

夢を叶え続けてきた、叶さん

親の残してきた畑で砂糖づくりを行おうとしていた叶さん。それまで叶さんは、飲食店を開業したりと、自分のやりたい夢を常に叶えてきた。  そんな叶さんは、飲食店を営みながら、昔からやりたいと考えていた畑仕事を始めたのであった。
 

家族の願いを叶えた、叶さんの奇跡

叶さんが49歳のときに、生死をさまよう大病を患ってしまった。この時、家族は叶さんの死が目前だということを医者から告げられた。家族は叶さんの死を受け入れるしかなかった。 しかしここから叶さんは奇跡的な回復を見せ、退院を果たしたのであった。この病をきっかけに、誰しも安心安全で食べれる今のサトウキビづくり、黒糖づくりを行おうと決めたのであった。

自然栽培農業体験

叶さんの畑ではサトウキビの植付けや収穫などを体験できる農業体験も行っている。叶農産の無農薬、無施肥の黒糖のお土産つき。農業体験で体を動かし汗をかいたあとにいただく黒糖は、優しい甘さが身体に染み渡り、格別の美味しさ! 自然栽培を体験したいという観光客から、人気なのだそう。
※電話にて2日前までに要予約。

申込先:叶辰郎(080-1779-0081)